Raspberry Pi3とホームラジオで手軽にradiko録音環境を構築

2011年2月よりSONY ICZ-R50にてお気に入りのラジオ番組を録音していました。主にTBSラジオ(AM:954kHz)の放送を録音していましたが、自宅ではAM放送の受信状況が悪いため、ベランダにループアンテナを出した状態で受信していました。その後、2015年にFM補完放送が開始されるにあたり、録音機をSONY ICZ-R250TVに更新して、記事執筆の2016年6月時点では ICZ-R250TV(使用アンテナは本体ロッドアンテナ)にてTBSラジオ(FM:90.5MHz)とニッポン放送(FM:93.0MHz)の番組を録音しています。

【参考:録音ファイルの再生環境】 録音MP3ファイル→iTunesで取り込みオーディオブックとして登録→iPod nanoに転送→iPod対応カーナビに接続して車で再生

ラジオ機での録音と併用してWindowsパソコンで動作するソフトウェア「ラジ録(販売元:マグノリア)」を併用してradikoを録音していましたが、こちらはパソコンを常時起動しておかなければならない事から、どちらかと言うとラジオ機の録音が失敗した時(受信状況が著しく悪い時など)の予備として運用していました。

ところが色々な情報を集めると、超小型PC・Raspberry Pi (ラズベリー・パイ)でradikoの録音が出来るということが分かりました。これならばWindowsパソコンの常時起動をせずに、理想のラジオ録音環境を構築できます。

まず第一に導入したものは、StarStoneSoftware Development Inc.(スタアストーンソフト)様が開発並びに販売されているRaspberry Pi用の「ホームラジオ」というSDカードイメージファイルのシェアウェア(1,500円)です。

リンク:StarStoneSoftware Development Inc.(スタアストーンソフト)

2016年4月中旬から導入し始めました。試用期間は1回の起動につき8時間以内ということで、数日間様々な録音パターンを試してみましたが、全く問題が無かったので迷わず購入しました。SDカードのイメージファイル以外にも、Raspberry Pi付きの完成品も販売されているようです。

主な機能は外部スピーカーからradikoの再生、番組表からの予約録音、キーワード指定による自動予約録音、録音ファイルの再生、無線LAN接続です。

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2ヶ月半運用してみて、通信機器等を設置しているラック内で常時運用しています。当初は相性の悪いSDカードを使用していたようで、本体を再起動するとOSが起動しなくなる現象に悩まされましたが、SDカードを変更してからは安定稼働しています。

今までの悩みが一発で解消出来てしまったため、Raspberry Pi3を複数台購入したものの、ラジオ録音環境の構築はこれにて完了してしまいました。さらに同時間帯で複数の録音が出来るため、今までより多くの番組を録音するようになりました。

2016年7月からは豊富なPodcastコンテンツを提供していたTBSラジオがPodcastを廃止してストリーミング放送(TBSラジオクラウド)に切り替えました。
早速TBSクラウドに会員登録して利用してみましたが移動中に受信するにはスマートフォンのパケット通信が発生するため、コストパフォーマンスが悪いことや、ブラウザでの操作性が悪く、番組途中で聴取を停止しても、次回の起動で続きから再生できないなどの様々な問題があるため、恐らく大幅な改善が無い限り利用することが無いだろうという判断です。

そのような中、好きなradikoコンテンツを自由に録音・再生できる環境が簡単に構築出来るRaspberry Piとホームラジオの導入は非常にお勧めです。
また、ホームラジオ以外にも外部スピーカー出力ではなくブラウザで再生できるラジオサーバというイメージファイルも同社から販売されています。
こちらはUPnPによりルータのポートフォワーディングが簡単に出来ますので、自宅以外で録音ファイルを再生した場合に有益です。

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余談ですがこちらの写真は予備機です。自宅回線が停電や障害等で使えなくなった場合や長期不在の場合に外出先で利用する予定です(1ライセンスしか購入していないため、メイン稼働しているホームラジオとは排他利用となるでしょう)。
Battery Wi-Fi MF855(モバイルバッテリー機能+Y!mobileシェアプランSIMによるモバイルルータ機能)とRaspberry Pi3を組み合わせています。radikoの録音だけならこの組み合わせで十分ですが、スピーカーを接続すれば完成形です。
Raspberry Pi3の稼働には2.5A程度必要と言われていますが、Battery Wi-Fiの1A出力でも問題なく動作しています。